2018/01/27

四国ツーリングDAY② 鳴門〜室戸岬編 その2

2017年11月12(日)〜16日(木)に社長と旅した四国ツーリングの記録をここに少しずつ書いていきたいと思う。

【DAY1】11月12(日)羽田空港→鳴門
【DAY2】11月13(月)鳴門→室戸岬 その1
【DAY2】11月13(月)鳴門→室戸岬 その2
【DAY3】11月14(火)室戸岬→高知
【DAY4】11月15(水)高知→宇和島
【DAY5】11月16(木)宇和島→松山空港

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【DAY2】11月13(月)鳴門→室戸岬 その2

あおり烏賊天丼をあおりまくり、心も体もお腹も満足したので、ぼくらは日が暮れないうちに
室戸岬を目指し55号を南下し始めた。

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川にかかる橋が見事にカモメである

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高知県入りする社長。

室戸岬まではおおよそ45kmほど、ひたすら海沿いを走る。この日の気温は21℃。半袖でちょうどいい。アロハシャツを着て海、山、川を眺めながら橋っていると11月だというのに夏さながらである。

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海と社長とアロハシャツ

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山と川とアロハシャツ ※社長を探せ

途中、海沿いだけではつまらないので県道309号線へと入ると懐かしい街並みを見る事ができた。

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甲浦駅はぼくたちが降りた海部駅から続く阿佐東線の終点駅。
つまり、ここから電車というライフラインがなくなる事になる。
自転車が故障しない事を祈りつつ、東陽町を後にする。

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電車が通っていない=町も人も少ない
これは意外とツーリング初心者の方が陥りやすい罠である。この時にハンガーノックになってしまったり、水分が切れてしまった場合、コンビニエンスストアや自動販売機というどこにでもありそうで全く無い、絶望的な状況に陥る。陥る前に町で対策を打っておきたい。

ぼくたちは地図上ですでにそのことを把握していたはずだが
ここで事件が発生する。

社長がのどが渇いたというのである。

遠の昔に水分が尽きていたというのだ。
気温は21℃、海岸沿いには日影がなくそれなりに暑い。
とりあえず休憩をはさみペットボトルを分け合った。仲間が一緒という事はそれなりに安心である。

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旨い空気で吸うたばこは非常に旨い。

ここで、一人のお遍路さんに出会う。比較的若い女性であったが、僕たちが最初に訪問した一番札所霊山寺からやってきたという。今日は何日でしたっけ?という質問には大変驚いた。携帯電話は持っていないと言っていた(たしか)。しかしお遍路さんの歩くスピードは何気に速い。追い抜いてもこのように休憩しているとあっという間に追い抜かれてしまうのだ。
この先も食料の補給ができそうにないので、お遍路さんにとって55号線はなかなか大変な
道のりのような気がした。

ぼくたちは自販機を探しつつ、たまに上がっている狼煙を見つけては人がいるぞと大喜びし、自販機への期待に胸をときめかせるがそうは問屋が卸さない。そんなことを何度か繰り返しているうちに遠くに赤く輝く四角い箱を確認する事ができた。やはりここはニッポン。狼煙が上がっているところに、真っ赤なコカ・コーラの自販機が1台鎮座ましましておられた。

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いわゆるオアシスというやつ。

水分をきちんと補給し、この先にあったフェニックスが大量に並ぶ南国風なところで
アロハが良く映えそうだなと思い記念撮影をした。もはやここがどこだか良く分からない。

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日差しもきつく、陰のコントラストが濃いぃ。

ようやく日が傾き始めたころ、遠くの方に何やら尖がった岩が見えてきた。

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そのまま55号線を進むと夫婦岩という大きな岩柱が現れた。

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HOLGA135BCで撮った夫婦岩。長年連れ添った感が出た・・・?

夫婦岩は全国各地にあるが、室戸の夫婦岩は他と比べずいぶん大きいらしい。
長年に及ぶ風と波の浸食によりできた紋様がとても美しく、東側にあるので
朝日の撮影にはもってこいの場所である。
フォトジェニックな夫婦でありました。

本日は向かい風ではあったが、穏やかで登りも少なく16:30には室戸岬の宿付近まで来ることができた。

そして宿手前に突如綺麗な温泉施設が現れたのでまだ日没30分前なのでコーヒーでも飲んでくかぁという事になり、宿まであと1kmというところで休憩をすることにした。

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ウトコ オーベルジュ&スパという綺麗な温泉宿

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疲れた体に甘いアイスコーヒーが身に染みる。

さすがに11月の夕方にアロハ着て外で冷たいアイスコーヒーは身に染みすぎて、
段々冷えてきてしまった。

そこで足湯の登場である。
室戸海洋深層水足湯無料!!と書かれていた。
言葉に発して喋るとうまく言えない。

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意外と深く7分丈パンツの1分丈分くらい濡らしてしまったが、足の疲れがフワッと無くなったような気がした。まだまだ行くぜ!という気分になりつつ、しかしながらゴールまであと1kmだ。

岬のカーブを過ぎるとソテツとヤシに囲まれたレトロ風のシャレた館が目に飛び込んできた。まるで映画のワンシーンみたい・・・と、宿のパンフレットに書かれていたが、その通りハイカラで雰囲気満載の宿が今回お世話になった【岬観光ホテル】さんだ。

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自転車で行くとすぐに対応してくれた。

昭和8年頃に創業とのことであるが、いたるところに懐かしさがにじみ出ていて
レトロ好きなぼくはとても楽しむ事ができた。とくに部屋の鍵がもう悶絶並みのレトロ感。

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風呂後の一服は至福の一時だ。

室戸岬にはコンビニやスーパーが近くになく、飲食店もあるのだろうが早く閉まって
しまう恐れがあったので、ここでは1泊2食付きで予約をした。もしも素泊まりにして
到着が遅くなり飯にありつけないという事になっては、せっかくのツーリングが台無しである。飯だけは何があっても確保しておきたい。

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刺身の大きさと厚みが普通の1.5倍くらい。

宿の方々もとても親切で、宿のお仕事以外にも観光ガイドをされているとの事で、明日からの室戸岬〜高知についても、観光地をいろいろと教えてくれた。
ツーリングで室戸岬の宿に迷ったら是非、利用していただきたいと思う。

そして僕たちはいい歳なので21時には寝床に就く。明日の室戸岬〜高知が100%雨予報であるから体力もつけておきたいと思ったからだ。それから早く風邪(社則違反)を治したいのである。

こうしてアロハを着たゆるふわな二日目、四国ツーリングDAY②鳴門〜室戸岬編が無事終了した。

次回【DAY3】11月14(火)室戸岬→高知 編
また時間のある時に書きたいと思う。

photo/text rocky

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